はじめての神社~ご参拝の基本と、神社のあれこれ~

ご参拝にどんな意味があるのかをご存知でしょうか?鳥居がどんな役割を担っているのかをご存知でしょうか?
ここでは、より気持ちよくお参りいただけるように、詳しい参拝作法から神社の基礎知識までをご紹介します。

ご参拝の基本

初詣やご祈願などでお参りする時は、事前に正しい作法を知っておきましょう。

お参りとは?

お参りとは、神様に日頃の感謝のお気持ちをお伝えするとともに、さまざまなお願いごとをお祈りすることです。また、初詣や七五三、厄払いなど、日々の生活や人生の節目に、より良い暮らしを営むことができるよう、心身ともに清々しくお気持ちを改めるという大切な行いです。

手水の作法

鳥居をくぐると、参道脇に「手水舎(てみずしゃ)」があります。「手水」とは手と口を水で洗い清め、心身をきれいな状態にすることです。川や海などで水に浸かって穢(けが)れをお祓(はら)いする「禊(みそぎ)」を簡略化したものといわれています。

拝礼の作法 ~二拝二拍手一拝~

「手水舎(てみずしゃ)」でお清めした後は、ご神前(御本殿の前)へ進みます。参道の中央は「正中(せいちゅう)」といい、「神様の通る道」と考えられていますので中央を歩くのは控えましょう。また、騒いだりすることも控え、清らかな心でお参りしてください。作法は、神社によって少し異なる場合もありますが、基本は「二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)」です(「拝」とは一般的に90度でお辞儀をする「礼」のこと)。

境内あれこれ

ここからはもう少し詳しく、神社の境内をご案内します。

鳥居

神社にお参りに行くと、最初に見えてくるのが「鳥居」です。「鳥居」は神聖な場所である神域への門です。語源は、「通り入る」がなまったという説や、日本最古の歴史書「古事記」に出てくる「鳥の止まり木」など、いくつか説があります。また造りや材質はさまざまで、地域や神社によって異なります。

狛犬

御本殿の前でよく目にするのが「狛犬」ですが、ご神前をお護りする意味があります。起源はエジプトやインドとされ、シルクロードを通って中国大陸から朝鮮半島の高麗を経て伝わったともいわれ、「外来の犬」という意味で「高麗犬(こまいぬ)」と呼ばれるようになりました。一般的には雌雄一対となっており、一方が口を開け「阿(あ)」、他方が口を閉じている「吽(うん)」の姿をしていて、いわゆる「あうんの呼吸」の語源となっています。

御本殿(ごほんでん)・拝殿(はいでん)

「御本殿」は神様がいらっしゃるところで、神社で最も神聖な場所です。そして、「御本殿」でお祀(まつ)りされている神様を「ご祭神(さいじん)」と呼びます。また、「御本殿」前に隣接して、ご祈願などをするところを一般的には「拝殿(はいでん)」といいます。神社によっては「幣殿(へいでん)」や「神楽殿(かぐらでん)」という建物を併設する神社もあります。当宮には「拝殿」はなく、ご祭神である菅原道真公のご墓所の上に「御本殿」が建てられています。

御神木(ごしんぼく)

「御神木」は、神社やご祭神に特にゆかりのある木や古木のことで、信仰の象徴的な存在としてとても大切にされています。
一般的には、杉や樟が多いのですが、当宮では菅原道真公を慕い、都から一夜にして飛んできたと伝えられる梅の木が御神木となっており、「飛梅(とびうめ)」という名で人々に親しまれています。

摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)

神社に足を運ぶと、「御本殿(ごほんでん)」以外の小さなお社(やしろ)を見かけることがありますが、これらは摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)と呼ばれています。
当宮では、摂社は菅原道真公と血縁がある神様や人物をお祀(まつ)りし、末社はその他の神様や歴史的な人物をお祀りしています。

お札 ・ お守り授与所

神社の境内には、神様の御神霊(おみたま)をお遷(うつ)しし、お祓(はら)いをしたお札やお守りをお頒(わか)ちする「授与所」があります。その「授与所」では、ご祈願やご朱印(しゅいん)の受付なども行っています。ご参拝の際にご不明な点などありましたら、お気軽に「授与所」の神職や巫女にお尋ね下さい。

古札納め所

神社の境内には、古くなったお札やお守りを納める「古札納め所」があります。お札やお守りには、それぞれの神社のご祭神の御神霊(おみたま)が宿っていらっしゃいますので、個人の判断にて処分するのでなく、お受けした神社に感謝のお気持ちをもってお納めください。
お住まいが遠方の場合は、お近くの神社にお返し頂いても差し支えありません。